最近では結婚式に参加してくれた人たちとの関係性やご祝儀の額によって、引き出物の内容を変える贈り分けを行う傾向にあります。しかし、あからさまに内容が違うのもマナー違反となりますから、差が出すぎないよう配慮も大切です。
品目は同じでもワンランク上のアイテムを選んだり、品数は揃えたりと、贈り分けをする際にも心遣いは忘れないようにしましょう。また、結婚式では縁起をかつぎますが、引き出物に向き不向きな品があることにも注意が必要です。例えば、刃物は縁が切れることを連想させるので避けるべき品のひとつとされています。
時代が変わり引き出物も形を変えてきました。そもそも結婚式自体が少なくなってきている昨今で、これまでのような物では高額なお祝いを支払った参加者に対して不平不満の根源となった一つであったかもしれません。
当事者の写真入りの食器や使わない調理器具など、本人たちの結婚式なのだから本来不平不満がでる謂れもないでしょうが、お金を支払う以上そこに疑義が生じてもおかしくないように思います。そういった流れを汲んでか、最近では引き出物も大きく形を変えてきています。家に直送されたり自分が欲しいものを選べたりと多種多様です。